「えっ!? ウソっ!!」
慌てて口元を隠すと、「今更遅ぇし!!」とツッコミを入れて。
「気に入った?」
嬉しそうに笑いながら、少し首を傾げながら私の顔を覗き込んだ。
時々見せてくれる子供みたいに無邪気な表情に、また胸がトクトクとその動きを速める。
「あんた、こういうの好きかなぁって思って」
「うん、好き。大好き」
「そっか」
私の返事に細めた目を空に向け、ゆっくりと細くて長い息を吐き出す彼のその横顔に、つい見惚れている自分。
それに否が応でも気づいてしまう。
夜空と同じ色の瞳があまりにも綺麗で、目を逸らす事が出来なかった――……。

