「なぁ、ハルキ」
「あー?」
シャワーを浴び終え、ソファーに腰を下ろして涼む俺に、まだ色々と考え込んでいた篠崎が声をかける。
「マコちんは大丈夫だし、他のアニテクもうちで何とかするからさ……。あの病院は、横山先生に事情話して返えそう」
「そんな簡単な話じゃねぇだろ」
「だけど……!! ハルキは一人で色んな事抱え込み過ぎだよ!!」
「んなことねぇだろ。つーかお前、声でけぇよ」
ククッと笑った俺に向けられるのは、見慣れた不満げな顔。
「あるから今だってそんな状態なんだろ!?」
まるで自分のことのように、俺の事まで必死に考える篠崎は、やっぱりバカが付くほどお人良しで……。
「ありがとな」
「……」
「本当に限界だと思ったら、考えてみるよ」
それは、俺がギリギリのところで耐えられている要因の一つでもあると思う。

