犬と猫…ときどき、君


もう限界だった。

とにかく、誰かに傍にいて欲しかった。

私が余計な事を考えないように、たくさん話しかけて欲しかった。


何度も連絡をしようと思ったのは、やっぱりマコで……。

相談にのってもらおうって、何度も思った。

でもマコに話したら、絶対に篠崎君に伝わって、それが春希にも伝わってしまう。


春希に伝わったら、どうなるの?

それを考えると、どうしてもマコには話す事が出来なかったんだ。


弱い自分が、嫌になる。

春希の嘘を許せないと思っているくせに、春希を繋ぎ止めておきたくて、嘘を重ねる自分。


お願いだから、誰か傍にいて――……。


そんな時にいつも思い浮かぶのは、やっぱり聡君だった。