等々ホームパーティーの日がやって来た。




朝5時起きをして、松井シェフと他のシェフ2人と、100人分の食事の用意にとりかかった。




12時までにはまだ時間があると思ったのに、時間の過ぎるのが早い。




斗真がかなり邪魔してうるさい。シェフ3人が男だからあぶないとか、訳分からない事を言って私から離れようとしない。




マジうざい。




多分顔に出てたんだと思う、痛い、何でほっぺを摘まむのよ。




「明日美、俺を見ろよ。松井とばかり話してるし、面白くない。」




無視してやった。




急がないと間に合わないのに、斗真を睨むと分かった大人しくなる。最初からそうしてよ。




松井シェフは笑ってばかりだし、他のシェフもこんな社長見た事ないと面白がっていた。




斗真は料理にたいして興味がないらしくて、美味しいとか言った事がないのだ。




斗真に、調理を作るのは大変な事だから、感謝して食べなさいと言うと、素直に頷いていた。




松井シェフに、社長は明日美さんの言う事は何でも聞くんですね、と言われしまった。




そうです。




私がそのように教育しました。




斗真の我儘に付き合わされるのはごめんだからね。