何で2人とも帰らないのだろ。



明日仕事だし帰って寝ないと駄目でしょ。って言うか私が寝たいんですけど。




何故か宗次郎と私、その向かい側に斗真と加容子さんが座った。




そして何故か無言、さっきからずっと斗真には睨まれてるし、私何か悪い事でもした。



「斗真、明日美の事は諦めてくれよ。見ればわかるだろうけど、俺たちはもう「駄目だ、俺は明日美でなきゃ幸せにはなれない。まだ手遅れなんかじゃない。」



斗真、お願いだから諦めて、私はもう振り返ったりしないの。前を向いて歩いて行くと決めた。




「斗真も男なんだから、潔く諦めたらどうなの。それにお揃いパジャマ着てるのよ。二人はお似合いの夫婦だわ。」




まだ夫婦ではないが、いずれはそうなる予定。




「ねぇ、もうしちゃったの?」




しちゃったの?




何をしちゃった。




正直に答えるべきなの。




宗次郎も困った顔をした。



なんて、答えてらいいのよ。



してないけど、一緒の布団では寝たみたいな。



説明つかないでしょうが。