「宗次郎怒ってるよね。私は狡い女なんだ。斗真を忘れたくて宗次郎を選んだの
。」




怖い、宗次郎の顔が見れない。




「いいよ明日美。」




え、いいよって?




「構わない、斗真を忘れる為に俺を利用してくれていい。明日美が俺を選んで良かったと思わせるから。」



ありがとう宗次郎。




2人で見つめ合い、そっと唇を重ねた。




「パパとママがチュゥしてる。」




奈歩ちゃんに見られただなんて、恥ずかし過ぎる。




ワインでの乾杯はお預けになった。




正式に結婚が決まったら、乾杯をしようと宗次郎が言った。




そうだね、それがいい。




この日宗次郎が私の初めての彼氏になった。私たちは3人でベットで眠った。




宗次郎ありがとう。



こんな私を好きになってくれて、本当に嬉しい。



私、幸せだよ。



宗次郎がいたら、絶対幸せになれる