あれから千年。


俺は水菊を求めて、聖月の言葉に頷いた。


不老不死の鬼となり、今も早時として生きている。


どうしても、手に入れたかった俺の水菊。


やっと見つけた。


これまでの千年間で何人か、生まれ変わった水菊を見つけたが、前世を思い出してくれる事はなかった。


今度こそ水菊に会いたい。


なんとしても、思い出させてみせる。


この時代の水菊には、思い出してもらおう。


水菊の記憶と、俺の事を。