タケルは複雑な表情を浮かべて、まじまじと早時様を見ている。


タケルが羽琉と重なる。


昨日会ったばかりなのに、いつもの見慣れたタケルなのに、懐かしいと思う私がいた。


「夢では何度も、お会いしていました。
もしかして、早時様が俺に夢を見させていたのですか?」


「あぁ。
どうだ?羽琉になれたか?」


そう言うと、早時様はチラッと私の反応をみる。