こうして俺は、鬼として水菊を求める想いのみを支えに生きてきた。


こんなに不老不死が残酷なものだとは考えなかった。


聖月が砂になった時の表情は、今思えば安らぎの表情だったかもしれない。


千年…。


永かった。


でも、やっと会えた。


俺の水菊に。