「だって…颯斗…寂しいって…っ…」




言ったわけじゃない。





でも、心が叫んでる。





「俺には美琴がいるから大丈夫。寂しくない」





「颯斗っ……あたし…颯斗に家族…っ…教える。…家族って…すっごくあったかいんだよ…」





「美琴……っ…ありがとう……」





そう言った颯斗の目からはキレイな涙が一粒こぼれ落ちた。






優都さん……





颯斗も苦しんだけど、優都さんも苦しんだはず…




仲良くなることはできないのかな…?