「みんな帰っちゃいましたね」
美琴が寂しそうな顔で言う。
自分のせいとか思ってるんだろう。
「お前のせいじゃねぇよ。お前のこと、心配してんだよ」
「はい。今日は迷惑かけてすみませんでした」
「迷惑じゃねぇよ。俺が悪い」
俺は美琴が座るソファの向かいに腰を下ろす。
向かい合う形ではあるが、美琴はうつむいたまま顔をあげない。
「颯斗さんは悪くありません…。あたしが路地に入ったから…」
……それで捕まったのね…
家からスーパーまでは大通り通るのが普通だけど、今日は急いでたから路地通ったのか。
美琴が寂しそうな顔で言う。
自分のせいとか思ってるんだろう。
「お前のせいじゃねぇよ。お前のこと、心配してんだよ」
「はい。今日は迷惑かけてすみませんでした」
「迷惑じゃねぇよ。俺が悪い」
俺は美琴が座るソファの向かいに腰を下ろす。
向かい合う形ではあるが、美琴はうつむいたまま顔をあげない。
「颯斗さんは悪くありません…。あたしが路地に入ったから…」
……それで捕まったのね…
家からスーパーまでは大通り通るのが普通だけど、今日は急いでたから路地通ったのか。

