結婚→恋愛

俺の……ではない。





「あ、あたしです…」




そう言ったのは美琴の友達。





すいません、とひとこと謝り、ごそごそと鞄のなかを漁っている。





そして、携帯を見つけ、開いたときに声をあげた。






「!美琴ですっ!」





美琴の友達以外が全員ハッとする。





「もしもし!?美琴!?今どこにいるの!?あたしもう、美琴ん家いるんだけど!みんな心配してるよ!?」





そのとき、彼女は焦っていたのか、話してる最中に携帯をスピンにしていた。





だから、彼女の問いに答えたのは美琴じゃなかったことをみんなわかった。