インターホンを探してうろうろしているあたしをよそに、その鉄の塊のように重く動きそうにない扉が開いた。
中から黒服の男が1人出てきた。
その黒服は深く一礼する。
「お待ちしておりました。日向美琴様。私、西園寺家に勤めております、執事の坂上-サカガミ-と申します」
執事さんか…
坂上さんは30代いや、20代に見えなくもない…
「旦那様がお待ちです。どうぞ中へ」
中から黒服の男が1人出てきた。
その黒服は深く一礼する。
「お待ちしておりました。日向美琴様。私、西園寺家に勤めております、執事の坂上-サカガミ-と申します」
執事さんか…
坂上さんは30代いや、20代に見えなくもない…
「旦那様がお待ちです。どうぞ中へ」

