結婚→恋愛

「嫌です。あなたのこと、なんとも思ってないし。第一、碧を傷つける人は嫌です」




美琴……?



声だけでわかった。




美琴…だって。




急に立ち止まった俺を不思議そうに見つめる生徒会メンバー。




「颯斗?どうしたの?」




「他人の告白現場見たいの?」




「違ぇよ、恒哉。あの声、美琴だ」




俺の言葉を聞いたメンバーは次々引き返してきて、わざわざ、2人が見える位置まで移動した。




すっごく楽しそうな笑顔で……




ふざけんなよ。




こっちはすげぇ心配で焦ってるのに…