撫でようと近づくけど、なかなか警戒してるらしい。

口笛を鳴らしてみたが、ますます警戒してしまったように見える。


でも、警戒されるほど、あたしは猫に触りたくなって来る。

昔から動物の中で猫が一番好きだった。


「よしっ!」


ふと思い立って、あたしは立ち上がった。

牛乳を買いに行こうと閃いたのだ。

いわゆる、餌付けというものだ。