――俺が物心ついた頃から


一緒に居たのは『成瀬のおじさん』だった。


おじさんは寡黙な人で

俺と同じ部屋でご飯を食べている時でさえ、まるで一人で食事している…

そんな空気を漂わせている人だった。


俺はいつもキョロキョロしていた。

自分の居場所を探していた。



だけど目に入るのはいつも同じ光景で

西日の差し込む部屋の壁が
薄茶色に褪せていた。





俺は自ら飛び出し

そして居場所を見つけた。



マユミお姉ちゃん。




いつもお菓子をくれた。

冷蔵庫には
オレンジジュースを用意してくれた。


眠る時には抱きしめてくれた。





柔らかいおっぱいが好き。

そこから漂う
『ぼでぃ・くりーむ』の匂いが好き。




……先生


この人が
僕のお母さんですか?