さくらを拒絶した俺は
それまで以上に仕事に専念することで、彼女を忘れようとした。


成績はうなぎ登りだった。


一日に何人もの女と体を重ね、汗を混じり合わせた。


だけどみんな同じなんだ。

金持ちのオバサンも
地味なOLも
ホスト狂いのキャバ嬢も


俺にとっては
みんな同じ顔だ。



そしてくだらない妄想の虜になる。



この

腕の中にいるのが




彼女だったなら……。





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