厳しい夏の練習が過ぎ、季節はもう秋。 「あぁ~、甘い物が食べたいな」 そう思いながら一人体育館へ向かう。 今日は授業も早く終わり、しかも掃除もないからラッキーだった。 「着いたら、シュートでもしてよっかな」 多分体育館にはまだ誰も居ないよね。 「一人で体育館使えるなんて贅沢だな」 そして体育館に着くと、扉が開いていた。 「誰か居るのかな?」 すると中からボールのつく音が聞こえる。