「ありがとうございます」 ニッコリ笑う水沢先輩 「帰ろ、小柴君」 手を差し出す水沢先輩。 だけど俺はその手を自分の方に引き寄せ、抱き締めた。 「えっ…?」 慌てる水沢先輩。 「お願いします…少しだけ…」 するとさっきまで力が入っていた水沢先輩の体が落ち着き、優しく頭を撫でてくれた。 水沢先輩の甘い洗剤の匂いと、汗の匂いが俺を落ち着かせた。 : : : しばらく時間が経ち俺は顔を上げた。 すると水沢先輩と目が合い、優しく微笑んでくれた。 さっきからずっと立っててくれてたんだ…