「はい」 やっぱり、この人だ。 「これ、あなたのですか?」 「あっ、そうです。 ありがとうございます」 「いいえ」 何か真面目そうだな。 「それじゃあ」 「…はい」 そう言ってすぐに居なくなってしまった。 まぁ、皆最初はあんな感じだよね。 「ヤバっ!! 留里が来ちゃう!!」 これが、君と私が出会った最初の日だった…