下唇を噛むんで、勢いよく純白の羽根を広げ、悪魔たちが苦手とする光を放った 「くっ」 リュリュカを掴んでいた悪魔は目を押さえてしゃがみだし、もう片方の悪魔も同じように目を押さえてしゃがみ込む そのすきにリュリュカは腕の縄を解いてヴァイオレットを連れて逃げ出す 「リュリュカ!?」 「逃げなきゃ。殺されちゃう!」 「でも私は天界には……!」 「帰れなくても生きなきゃ!」 ヴァイオレットを説得させなが走っていると、先ほどの悪魔が追いかけてきた しかも、ご丁寧にほかの悪魔もつれて