「ねぇどうしてなの?」
「ご、ごめんねヴァイオレット。この事は話せないの」
神の娘であることは絶対に秘密
本来、神が天使を育てるのは許されないことだからだ
そのためリュリュカが神の娘であることを知っているのは、神のそばにいる内官と、大天使たちだけ
「そっか。ごめんね、急に変なこと聞いて」
「いいよ別に。……それより、ヴァイオレットはいくつなの?」
「私は17。結構年が近いんだね」
「驚いたわ。15、6かと思ってた」
美人というよりは可愛らしい彼女を、リュリュカはかなり年下だと思っていた
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