「なら内官こうしよう。俺についてこい。それなら問題ないだろう?」


「……しかし」


「なら1人で行くが?」

「わ、わかりました!ついていきます!」


結局内官が折れ、神の言うことを聞き入れてしまった


しかし、条件付きで


「いいですね神様!直接会うことは許しませんからね。悪魔を檻から出すとか、拘束を解くとか絶対になさらないでくださいね」


「わかってる。ほら、行こう、内官」


「本当にわかってるんですか?」


神は急かすように内官の背を押す


内官はというと、本当にわかって貰えてるのか不安になり、心の中でため息をつく


「ご案内いたします」


兵士が扉を開き、神を導く


神と内官は兵士の後ろに立って、黙って続いた