「どういうつもりなの!?あなた仕事は?」


離れようとゼロの手を掴むが、もっと引き寄せられて身動きがとれない


顔を上げてゼロを見上げる


するとリュリュカの視線に気づいたゼロは、わざとリュリュカの耳元で囁いた


「仕事なら問題ない。それにここ数日のお前の態度の理由を"じっくり"聞きたいしな」


じっくりの部分をわざと強調して囁き、妖しい笑みを見せた


「なっ!」


妖しくも美しい笑みにリュリュカの顔は赤く染まっていく


「へ、へへへ変態悪魔!」


「誰が変態だ」


気づけば温室の扉の前へと着く


温室の中にいたヴァイオレットが二人の姿に気がつき、扉を開く