リュリュカはゼロの行動に疑問を抱く
そしてそのまま力なくソファーに身体をうずめる
「ダメよリュリュカ。私は天界に帰るの。魔王のことは気にしちゃダメ」
自分にそう言い聞かせて深い深呼吸をする
きっと気まぐれよ
あまり気にしないようにしよう
「それよりもあの悪魔、どうなったんだろう」
ずっと気がかりだったあの悪魔兵士
魔王によって燃やされたけど、生きているかしら……
今にもでも部屋を飛び出して彼の手当てをしたいが、きっと今飛び出せばすぐゼロに捕まるだろう
……一か八かやってみるしかないわね
身体を起こしてそっと扉に近づいて開こうとしたその時、リュリュカが開ける前に扉は開かれてしまった
ヤバい。見つかった!!
目をつむって突っ立っていると、ゾノの陽気な声が聞こえてきた

