「え、なんで?」
「俺の目のとどく所にいてもらうためだ。異論は認めん」
抱く力を強めてゼロは歩く速度を速めていく
リュリュカが辿ってきた道を引き返してあっという間に執務室の前に着いてしまった
ゼロは器用に扉を開けて中に入る
そしてリュリュカを数人が座ることができる長いソファーの上に降ろす
「ここにいろ。すぐ戻る」
それだけを言い残すと、ゼロは出て行ってしまった
「……変な人」
扉を見つめてリュリュカはそう呟く
あたなは冷たい魔王じゃないの?
どうして私を助けたの?
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