「 ――… 駅長 さん? 」 おじいさんのいるフトンをはさんで 真向かいに正座している駅長さんが 何か、長細い紙の束を ボクらに向かって差し出した 長方形の、厚紙 ――― ワクにはサイケデリックな カラフルな星が印刷されていて 二つのレンズ部分には ピンと張られた 濃い茶色のセロファン 耳にかける、ゴムもついてる 「 …日食用の メガネ? 」 「 ――… それをかけて空を ちょっと、眺めてごらん 」