空色新聞社 〜アイを叫ぶ15のボクら〜







「 それに

この街の人達も
感染してないわけじゃないよ 」




「 ――― え?! 」






食べ終わったユウくんは
畳の床に、体を伸ばした





「 ―― "そんなもの見えない"って
ずっと周りには言われてたけど


俺、昔からヘンな粒が
たまに空から降って来てるの知ってた 」





「 … ヘンな、粒…? 」