そう言って 駅長さんが上げた顔は 初めてボクが、この駅に降りて … 来た事もないのに 懐かしい気持ちがあふれて それと同時に どんな風に、歩けばいいんだろう 期待と不安 両方を抱えた思いに "どうしました?" 親切に声をかけてくれた あの日、そのままの笑顔 「 三人とも! 列車を動かすなら、こっちだ!! 」 「 ――― ヨッチャン!! 」 「 ヨッチャン先生! 」 細い廊下の奥、T字路 白衣を着たヨッチャン先生が 一生懸命、こちらに手を振る