「え、テルさん?」 心配してくれるのかと思ったら。 自分も噴水に入ってしまった。 「俺に任せてもらえませんか」 静かにそう言ったライトに、監督は頷いた。 ―――――…… 水しぶきがキラキラ輝く。 濡れたあたしたちの服は肌にぴったりくっついて。 ライトの髪から落ちる雫が、あたしの頬へ。 見つめ合って キス―― 『したくなる、唇』 テロップが出た。