軽快な音楽、歓声が上がる。 「クス……見えんの?」 あたしの身長は完全に埋もれた。 夕方のパレード。 とにかくすごい人。 「ほら、こっち」 ライトの誘導に着いて行くことに。 ―――あれ?? あれ、れ…… ライトが歩くと女の子たちがよける。 違う 見とれてる……? あたしはあっという間に最前列に出た。 ……すごくない?