トライアングル

≪キーンコーンカーンコーン≫

授業の終わりのチャイムがなった。 
皆がガサガサ教科書を一斉にしまう。

「ふぁ~;眠い…1時間目から社会なんてついてない…ね?」

彩音が前の席からあくびした後の涙目で聞いてきた。

「もう…マジ最悪;あの先生絶対催眠術かけてるし(笑)」

「だよね~…次理科室。移動だよ…。」

「…。理科室行こうか。」

めんどくさい;彩音も眠そうだなww

ドシ!!

背中にまた振動が・・・栞・・・。朝と同じことを…。

「あやァ~くるちゃーーん;;おれっちも一緒に行くゥ!!」

駄々っ子みたいに栞は彩音に抱きついたww
この光景はまあ…ほぼ毎日♪

「あ!!そう言えば!くるちゃん!!3年生次美術だって」

「へえ・・・・・ってえ!?マジ!?」
ビックリした…。でも、拓馬さんともしかしたら会えるのか^^

「・・・胡桃…。今『拓馬さんとすれ違えるかも☆』とか思ってたっしょww」

!?さすが彩音…。私の考えはお見通しか…^^;


私達はそんなしょうもないガールズトークを喋りながら、
1階の理科室へ向かった。

ちなみに、2年塔は3階、拓馬サンたちがいる3年塔は2階ね。


ちょうど2階へ降りる階段を下りてたときだった。
すっと曲がり角から悠さんの姿発見!!って事はもしや・・・。


なんて一瞬の間に思っている内に、悠さんの隣に拓馬さんが出てきた。

・・・!!!よっしゃ!小さくガッツポーズww
目こそあわせる勇気もなかったけど…。

その一瞬がめちゃくちゃ嬉すぎる>w<!

「胡桃~。にやけすぎ。キモいww」

はわ!?だって嬉しいんだもん;;

「なんてね♪」

彩音は笑顔で私を見た。

憂鬱だった理科の授業…。知らないうちに気分がめっちゃ上がって
1時間があっという間だった^^;

小さい小さい幸せだけど、私にとってはそんな小さな事が
めっちゃくちゃ大きい幸せになっていた。