屋上を出て、窓から夕陽が差し込む廊下を走る。 いつも静かな廊下が今日は明るくみえた。 2人でこの長い廊下を全力ダッシュ。 前を走る悠緋は早くも息が乱れている。 いまだ!! 「はい!捕まえた」 悠緋は廊下へ寝転んだ。 『やっぱ速えぇよ…』 「悠緋もね?」 私は息が乱れてない。 久しぶりに走ったのに。