しかも、瞬夜の背中温かい。 ウエストも細い。 髪もさらさらしてる。 かっこいい… だめだ。 気づけば私は瞬夜から目が放せなくなっていた。 瞬夜が気になってしかたがない。 『着いたよ?』 顔を上げると、もう私の家の前だった。 「ありがとね」 『どうも』 そう言うと瞬夜は来た道を戻って行った。 私はただ瞬夜の遠ざかる姿を静かにじっと見ていた──