電話を終えて、時計を見た。 2時... って事は、まだ浴衣に間に合う!! 急いでリビングに行き、お母さんのもとへ走った。 「ねぇ、浴衣出してくれる?」 お母さんは顔をニヤつかせた。 絶対変な事考えてる… 「やっと言ったわね? てっきりお祭りの日知らないのかと思ったわ」 笑いながらお母さんはOKしてくれた。 お母さん知ってたんだ。 私知らなかったのに。 毎年行ってるお祭りは9月だし… 今日行くお祭りは、話しによると瞬夜の家の近くらしい。