時計は4時55分を指していた。 瞬夜とは4時半に別れて、今は家。 《ピーンポーン》 「はーい」 今、家にいるのは私だけ。 大きく返事をし、玄関を開けた。 「悠緋!」 『準備して来い』 「りょーかーい」 私は鞄と携帯を持ち、悠緋と一緒に家を出た。