君が奏でるメロディ ~貴方の瞳に映るもの~



『ほら、ここ』



瞬夜はスッと人差し指で自分の名前を指した。


そこの欄は、確かに2組だった。



「別れちゃったね」



だめ。


今泣いたら。


涙が零れ落ちそう。



『でも、俺らクラスは別れても、一緒だろ?』



悠緋は私と瞬夜の肩をぎゅっと包んだ。


3人とも頭がくっつき、気づいたら笑い合ってた。


涙なんか吹き飛んだくらいに。



「たまには良い事言うね?」


『たまにって!』


『霈祢、言えてる』


『瞬夜もかよ!』



悠緋はちょっと笑っていた。


もしかして自分が恥ずかしいのかな?