─保健室─ 「冷たっ」 ひんやりとする湿布。 『しょうがないだろ』 「んー…」 まさかのねんざだもん。 陸上部だった時にもなった事ないし。 きっと他の部活ではあるんだろなぁ… バスケ部とかテニス部とか。 『足、腫れてるんだからあんま無理すんなよ?』 瞬夜は湿布をしまい、私の隣に座った。 「はーい…」 『足、ねんざしたならこれ無理だな』 瞬夜はポケットから何かを取り出した。