「・・・っヒクッ・・・ヒクッ」
名前を呼んでも振り向いてくりなかった
私が・・・先輩とで会った時って
先輩の蹴ったボールが当たり気絶してしまった私を保健室まで運んでくれて先輩に鼻血出してしまい・・・呆れたような顔でこんな事言われたよね
『なに、笑ってんの。はいティッシュ』
って。私、初日で鼻にティッシュ突っ込んだんだぁ・・・情けない
それで色々話して・・・いい妄想してたのに。
『ぁ。俺の名前は白坂玲衣、じゃあな優空』
って、行っちゃったんだぁ。まぁ思いっきり笑顔で笑ってくれたんだよね、世界一幸せだと思った
それで・・・先輩のモノになりたくて頑張って告白したら
『それなら脱いで』
って言われて・・・その時はショックだったなぁ
けどね・・・
優しく『優空』って呼ぶ声は私の宝物なんだよ
変な夢を見て練習を見に来なかった日には
『俺調子出なかった。ゆっくり休め』
って。・・・嘘なのに先輩はとっても優しい
「っ・・・せんっぱい」
『遊び』
と言われて終わったと思った
それと同時に当麻から告白されて・・・ネックレス貰ったの。そしたら先輩がブレスレット買ってくれて
『オマエは俺だけでいい』
「・・・好きだよ」
決めるよ、忘れるね・・・先輩の事。
私はブレスレットをポケットにしまった