--------優空side----

「ん・・・」

「優空ちゃん!起きて!」

「ん・・・」

しんどいのに・・・それに先輩の声じゃないし。

「何?」

「もぉあのイケメンが彼氏?!」

「ん。イケメン?」

イケメンって先輩の事でしょ。めちゃくちゃテンション高いじゃん

「もうビックリしちゃったぁー!!すっごくイケメン!」

熱を出しているという娘の肩をバシバシ叩く

「痛いって。・・・先輩は?!」

「ぇ~帰ったわよ。コレ、手紙置いてたわ」

「帰った?!手紙?!」

お母さんから手紙を受け取り読んでみる

「・・・先輩。どうして」

優空へ

あのケーキ美味かったよ、ありがとな。俺はオマエと離れる事にする
こんな俺やめてあのバスケ部なら幸せにしてくれるよ
最高な誕生日だった

玲衣より

先輩・・・もしかして私の事嫌いになった?!
もしかして変な寝言とかよだれ垂らしてたり・・・
はぁー・・・最悪だ。