俺・・・オマエと離れた方がいい?
実はな、この前この気持ちの意味が分かったんだ。俺、オマエがな・・・

「好きなんだよ。」

ポツリと呟くと「先輩」と優空が口を開く。ぇ?!起きてる?!

「ん~・・・離れないで下さいね。」

・・・寝言か。ビックリしたぁ

「俺も離れたくねぇよ」

優空?俺、気づかないぐらいお前の事好きになってた・・・もう離したくない。

「けどな・・・優空」

もう無理かも。オマエには無理して欲しくねぇ

「じゃあな。」

寝ているお姫様にキスを落して俺は家を出た


「ぁ!もしかして優空ちゃんの彼氏?!」

「ぇ?彼氏・・・ではないですけど」

元気な40代ぐらいの女性。もしかして優空のお母さん?

「私、母です!ぁーこんなイケメンがぁ」

「いぇいぇ。優空さん熱出てるんです」

「嘘ぉー!昨日頑張ってたからね、もちろん貴方のために。とても楽しそうだったわぁ」

思い出すように顎に手を置いて俺に言う。

「無理させてすいませんでした!お大事にしてください!!」

ペコッと頭を下げて歩き出す

「また来てねぇー!!!」

元気よく手を振るおばさんに何度も礼をした