-------------玲衣side--

冷蔵庫を覗き、水を取り出す

「アイツ頑張りすぎだっつーの」

心配かけるなよな。
水をコップに入れ、優空が寝ている部屋へ向かう

「持ってきたぞ」

「ぁ・・・ありがとうございます」

超しんどそうだし、さっき熱計ってみたけど軽く7度は超えてるよな。

「飲めるか?」

「はい・・・飲みます」

俺から水を受け取り飲もうとする。


「飲ませてやろーか。」

「へ?!」

返事を聞かずに俺は水を口に含み彼女の口へと流し込む
もちろん、口で。
真っ赤な顔をした優空にニコッと微笑んだ

「先輩・・・」

「ん?」

「私、死にそうです」

はぁ?!そんなに熱あるのか?!

「大丈夫か?!病院行くか?!」

「いぇ・・・違います。
幸せすぎて死んじゃいますよ~」

最後はフラッとしていたが照れながら喋りすぐに眠ってしまった。眠り姫の頭を撫でながらクスリと笑う

「俺も幸せだ。」