「そんなにモテるんですか?!」

やっぱり先輩はスゴイや。なんかアタシなんかが好きでいいか不安になっちゃうよ

「超モテるよ、学園一だな。」

「ぇ~、スゴイですね。」

あぁ~アタシ以外に白坂先輩の良さを知っている人がいるのかぁ~。
なんかヤダなぁ・・・。


「涼。」

ぁ。・・・目の前にかかった大きな影。私の大好きなあの人の影だ

「ぁ。玲衣」

「オマエまた遅れてきたの。遅い」

相変わらず無愛想だなぁ・・・それにアタシの事なんかこれぽっちも見てないし


「ゴメンな。今、この子と喋ってて」

「ぇ?」

そういって私を前に出す。ぅ~・・・恥ずかしい


「誰、コイツ」

「へ?」

今、白坂先輩なんて言ったぁ?!
ぇ・・・忘れてるの?