「先輩!」

練習が終わった先輩にすぐに近寄る
私をいじめていた女子はマネージャーだったみたいだけどもういじめはして来ない。今睨まれたけど

「少し終わるの遅くなったな、ごめん」

「いぇ。」

私の頭をグシャッと撫でてから「帰るぞ」と手を握ってきた
ドクンッと跳ねる心臓
ぁーヤバイ、今顔真っ赤だよ


「顔赤い。もしかして照れてる?」

「ぇ、照れてません!」

急いで否定する。覗き込んでくるから余計顔赤くなるよ・・・その声とか顔とか計算してやってるのかな?

「優空」

「はい?!」

いきなり甘い声で呼ばれるから声裏返っちゃった

「あのブレスレットは?」

「ぁーアレ、なんか壊れちゃいけないと思って箱のまま持ってきてます」

なんか先輩から貰ったものだから大事にしたいっていうか・・・