----------玲衣side---
ベンチを見るといつもの優空の姿・・・の隣に涼。
楽しそうに喋ってたから急いで涼を呼んだ
「オマエ、なに喋ってた」
「玲衣君嫉妬ですかぁ?」
「は?嫉妬なんかしてねぇし」
なんだよ、やけにムカつくな今日の涼。
「オマエ、好きなんだろ。・・・優空ちゃんの事」
「ぇ?優空の事?」
なんで急にそんな事聞くんだ?
ボールを操る足をとめた
「優空ちゃん不安にさせんな。」
「意味分かんねぇ」
ニコッと笑う涼に背を向けてボールに手をつく
『好きなんだろ。・・・優空ちゃんの事』
チクッと痛む胸の意味を今の俺は分からなかった