---------涼side------


練習に行く時に優空ちゃんを見つけた
今日、玲衣電話してたし見に来いって言ったんだろうなぁ

「キスされたんです!」

「ぇ?!マジ?」

今は相談相手中。優空ちゃん超可愛いんだよな
ってキスされたって・・・

「だっ誰に?」

「さっきも言ったように白坂先輩ですよ!」

「嘘だろ・・・」

気絶しかけた、だって、玲衣が優空ちゃんにキス?!
俺の予想当たってた訳?・・・玲衣は絶対優空ちゃんに惚れてるっていう予想。

「よかったね」

「はい。けど先輩の気持ち不思議です・・・」

少ししょんぼりした顔で俺を見つめる
その顔・・・堪らないんですけど、理性失いかけました。

「ん~・・・ソレは直接玲衣に聞いたほうがよくない?」

「そっそうですよね。」

俺は知ってるんだけどな。これは言えないわ・・・って優空ちゃんも玲衣もなんか弱いよな、グイッと言ったらいいのに。
玲衣ならいろんな女を手玉に取ってきたからいけるだろ?って思ったけど本当に恋をすると変わるんだな

「まぁ!頑張れ!」

「はい!」

遠くで玲衣が“早くしろ”って目線送ってきたから俺は急いでグラウンドへ走った