「当麻っ!!」

「ぅっす。
失恋した女子♪」

「毎日、それで呼ばないで!」

あの日から一週間。
先輩はよくメールをくれる。けど返しはしない
一ヶ月前ぐらいの私だと本当に死ぬほど喜んでたと思う


「なぁ、明日オマエ空いてる?」


ケータイに集中していた時当麻が大きな声で私に言った。
あっ明日?

「空いてるけど。」

「じゃー買い物付き合え。
気になる女子にプレゼントしてぇんだよ」

「ぇ?!気になる女子?!」

誰、それ。当麻に好きな人がいたとか初耳なんですけど!
少し顔を赤くしている当麻の肩をグラグラと揺らす


「明日、買い物の時言うから!」

「ブーッ。しょうがない、着いていってあげる。」

口を尖らせて当麻に返事をする。聞きたいし・・・ね


「サンキュー。お礼するから」

「うん。じゃあ明日」

「おう。」