「ぁ。先輩だ」

先輩の教室を案の定通る。
先輩は友達とかと一緒に楽しそうに喋っている。その笑顔を見るだけで幸せになれた
あの言葉を聞くまでは・・・

「なぁー、よく玲衣の傍に来る女子居るよな。」

「ぁ、1年の奴だろ?玲衣、ソイツの事どう思ってんの?」

私の話・・・してる?
先輩に友達が問いかける。どんな言葉・・・言うの?


「年下とか興味ねぇ。ただの遊び」

バタッ____


この言葉を聴いた瞬間頭が真っ白になって持っていた教科書が落ちてしまった。それに気づいた先輩。


「優空!大丈夫・・・?行こう」

「ぅっ・・・うん。ごめん」

一緒に教科書を拾ってくれていた真美が私に声をかけてくれる。
私達は急いで教室の前を走った


先輩、先輩・・・あの夢。
なにか現実っぽかったんです

『ただの遊び。』

涙が溢れて堪えようと思ってるのに、何度も溢れてくる。
・・・先輩・・・大好きです。
嫌い・・・になんて絶対なれない。