「可愛いでしょー!」

「はいはい。」

「もう!聞いてよねぇー!!」

口を膨らませ呆れ顔の真美の顔を覗く。

「誕生日に貰ったんだよねぇー。おめでとー」

「・・・っ」


子供に話しかけるみたいに私をバカにする真美。おめでとーは棒読みだし


「って先輩本当に優空のこと好きなのかな?」

「なっなんて失礼な。愛してくれてるよ!!!!」


時々酷い事を言う奴だ。コイツは・・・

「じゃ、愛してるとか好き。とか言われた事は?」

「そりゃー何回も・・・・」


ぇ?あるっけ?


「ないんだ。ほら、普通好きとか言うでしょ。」

「でっでも!ソレを言葉にしなくても伝わる・・・みたいな?」

なんか不安になったから無理やり笑顔をつくり取り繕う。けど真美は「言葉にしなくても・・・ね~」ってなんか怖い。


「いいんだもん!コレ貰ったもん」

またまた首のネックレスを真美に見せて自分の席へと戻った。
そういえばこの前、当麻に「オマエ愛されてる?」って言われたような・・・