「そんな泣くなって。困る」

大切に私を抱きしめながら頭を撫でてくれる

「こんな幸せ・・・っ初めてでっす」

「優空。俺もオマエと出会えてよかったよ」

腰に手を回して照れくさそうに話してくれた

「先輩・・・っ」

目が合った途端に重なる唇
何度も何度も優しく唇を包んでくる

「んっせんぱっい・・・っ」

舌が滑り込んできて頭がクラクラしてきた
ドンドンと胸を叩いても効果なし

「ん・・・優空。行こう」

「ぇ?」

唇を離すとチャペルのドアを開けた

「ココって入ってもいいんですか」

「いーから」

先輩に手を引かれ、中へ入っていった